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地域鉄道の現状

地方における鉄道は、大都市圏に先駆けて人口減少、少子化、高齢化の影響を受けて需要が減少し、極めて厳しい経営を余儀なくされています。

鉄軌道業の営業損益

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 全国の地域鉄道96社のうち75%が赤字(注)となっています。


(注)鉄道統計年報の分類による「地方鉄道」から「第三種鉄道」を除いた96社の鉄軌道業営業損益の状況であって、黒字は24社、赤字が72社、赤字のうち減価償却前では黒字を計上できているのが21社。。

2001年度以降の路線廃止状況

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 赤字によって、これまで全国各地の鉄道路線が廃止されてきました。
 2001年度以降に廃止された鉄道路線の累計は771キロに及びます。
 この距離は、東京から新倉敷の先までの距離に相当します。

人口減少・高齢化

日本の将来推計人口

date  我が国の2040年の人口は、2015年の人口より1,617万人減少すると予測されています。
 この減少量は、現在の大阪府と愛知県を合わせた人口(注)に相当するものです。
 人口が減少するということは、鉄道やバス等の公共交通機関にとって、需要が減少することを意味します。
 一方で、高齢者は当面増加し、2040年では3,921万人になると予測されています。


(注)大阪府883万人、愛知県748万人:平成27年国勢調査結果

高齢者にとっての鉄道とは

一日の年齢別平均トリップ数

date  鉄道が整備された公共交通主体エリアに住む人とマイカーが主体のエリアに住む人の一日の動きを調べると、マイカー主体エリアでは年齢が高くなるにしたがって外出機会が失われて行く結果となりました。
 一方、鉄軌道を軸としたコンパクトシティの構築を目指している富山市においては、LRT化や路面電車の環状線を整備することによって多くの高齢者が街に出かけることができるようになりました。
 このように、高齢者にとって、鉄道等の公共交通機関が大切な交通手段となっています。


 トリップ数とは、一日の人の動き(トリップ)をあらわします。
 例えば、自宅から職場に行くと1トリップ、職場から自宅に帰ると1トリップ、合計2トリップとなります。

鉄道があることの大切さ

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 人口減少・高齢化時代においては、より便利で住みよいコンパクトな街づくりが求められます。
 そのために新たに鉄道を建設するには莫大な建設費が必要になりますが、その点、鉄道を既に有している地域は、有していない地域に比べて絶対的に優位にあります。

 今ある鉄道を活用した街づくりや、鉄道を軸とした観光地域づくりといった取り組みを行っていくとともに、将来にわたって安定的な運営・運行ができるための積極的な支援が必要となります。

鉄道の価値を考える

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 鉄道の存廃を、単に「需要の多寡」や「採算性のある、なし」といった指標で判断するのではなく、鉄道が存在することによって沿線地域全体での便益を多角的に捉えようとする動きがあります。  さらには、これまで鉄道が育んできた地域の歴史や文化、鉄道が走ることでの地域景観の創出、駅や車内といった鉄道施設の中で自然に生まれるコミュニティの存在、といった数値としては計量するのは困難な側面にも注目して、その価値を問い直す機運が生まれています。  「鉄道は百年の計」と考え、先人によって敷設された鉄道を、次世代に伝えていくことができるかは私達の責任です。



地域鉄道を支援します

 一般社団法人交通環境整備ネットワークでは、鉄道の現状分析、将来予測等の基礎データの作成、鉄道会社の安全対策、経営合理化策、増収策等の実践的な内容にお応えができるよう、アドバイザーチームを編成して地域鉄道事業の支援を行っております。

地域鉄道事業支援の窓口

地域鉄道事業者、地方自治体の方より相談を承ります。
一般社団法人交通環境整備ネットワーク 地域鉄道支援事業本部
〒288-0048 銚子市双葉町6-16 株式会社観光交通プロデュース内
TEL 0479-26-3321 FAX 0479-26-3322
e-mail kougo@ecotran.or.jp  担当 常務理事・地域鉄道事業本部長 向後功作

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鉄道は地域の架け橋です

パンフレットは、ここから。panf

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