【出版案内】地域交通を考える編『地域の発展と鉄道』

 人口減少・高齢化の時代が到来し、今こそ環境に配慮した持続可能な地域・社会をつくることが急務となっています。この持続可能な地域・社会を実現し、地域が発展していくためのまちづくりには、鉄道の存在が欠かせません。
 高齢化が進展する中で、自動車の運転ができない人のためにも、エコな鉄道を軸としたモビリティの構築により、域内を誰もが自由に行き来できるようにすることが重要となります。
 そのためには、地域と鉄道が連携、協働して地域の活力、魅力を高め、共に発展していくことが求められます。
活力ある地域間相互を結ぶのも鉄道の役目です。活力ある地域間のネットワークが無数に張り巡らされることによって、国としての力も高まることとなります。
 国は2023年4月に地域交通法を改正し、地域関係者間の連携と協働を推進し、利便性・持続可能性・生産性の高い地域交通ネットワークへのリ・デザイン(再構築)を支援することとしました。
 一般社団法人交通環境整備ネットワークにおいては、これまで、鉄道の価値や地域と鉄道の関係について、地域鉄道フォーラム等を通じて有識者による議論を重ねてきました。
 本書は、これまでの議論を集大成したものであり、鉄道を軸とした地域の交通環境を再構築し、整備する際の一助となるものと確信をいたしております。

表紙 一般頒布 1,500円(税込み) 
発行 2022年11月25日
発 行 一般社団法人交通環境整備ネットワーク
ページ数 126ページ

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序 章
 1 地域公共交通とソーシャル・キャピタル   関西大学経済学部教授 宇都宮浄人
 2 日本の公共交通の将来は明るくない     流通経済大学経済学部教授 板谷和也

第1章 地域と鉄道
 1 来賓あいさつ   国土交通省鉄道局鉄道事業課長 田口芳郎
 2 基調講演 「地域のまち、経済を持続可能にするための処方箋」
  富山大学都市デザイン学系特別研究教授・(一財)運輸総合研究所主席研究員 金山洋一
 3 トークセッション「鉄道の価値・可能性」
    コーディネーター/関西大学経済学部教授  宇都宮浄人
      富山大学都市デザイン学系特別研究教授 金山洋一
      流通経済大学経済学部教授       板谷和也
      ひたちなか海浜鉄道株式会社取締役社長 吉田千秋
          (2023年6月10日開催 地域鉄道フォーラムより)

第2章 地域鉄道の価値を考える
 1 来賓あいさつ   国土交通省鉄道局鉄道事業課長 大野 達
 2 基調講演 「地域鉄道の価値を考える」    関西大学経済学部教授 宇都宮浄人
 3 トークセッション「地域鉄道の価値とは」
    コーディネーター/関西大学経済学部教授  宇都宮浄人
            芝浦工業大学工学部教授  岩倉成志
    国土交通省鉄道局技術企画課技術開発室長  岸谷克己
     愛知学泉大学現代マネジメント学部講師  田中 人
             水間鉄道株式会社会長  関西佳子
               鉄道アーティスト  小倉沙耶
         (2016年6月11日開催 地域鉄道フォーラムより)

第3章 地域の鉄道に係る提言・法制度の動き
 1 地域の将来と利用者の視点に立ったローカル鉄道の在り方に関する提言~地域戦略の中でどう活かし、どう刷新するか~
 2 地域公共交通の活性化及び再生に関する法律等の一部を改正する法律(令和5年法律第18号)の概要
 3 地域公共交通の活性化及び再生に関する法律等の一部を改正する法律案に対する附帯決議
 4 審議の状況
 5 地域公共交通の活性化及び再生の促進に関する基本方針

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