【出版案内】地域交通を考える編『地域の発展と鉄道Ⅱ』

 人口減少・高齢化の時代が到来し、地域の経済活動は縮小、後継者不足により街には空き店舗が増加、郊外では耕作放棄地が増加し、民間に委ねていた公共交通の経営は立ちいかないばかりか、その運行を担う人材の確保も困難となり、路線の廃止、減便が余儀なくされています。
 このままでは地域の絆や地域コミュニティは崩壊し、住民による共助機能が失われ、安全・安心な都市としての存続そのものが危うくなると予想されています。
 今こそ、社会インフラである地域鉄道を軸として、環境に配慮した持続可能な地域・社会の構築が求められており、これに成功した地域は未来においても輝きつづける存在になるに違いありません。
 一般社団法人交通環境整備ネットワークにおいては、これまで、鉄道の価値や地域と鉄道の関係について、地域鉄道フォーラム等を通じて有識者による議論を重ねてきました。この議論の集大成として、2023年11月に『地域の発展と鉄道』を刊行しました。
 本書は、その続編として、「どっすー?地域鉄道」、「地域の将来と利用者の視点に立った公共交通のあり方」、「JR城端線・氷見線の再構築」の3章から構成していますが、それぞれが地域と鉄道のあり方の「考え方」、「理論」、「実践」を網羅したものです。
 交通関係者はもとより、特に地方行政に携わる方々にご一読をいただけることを願っております。

表紙 一般頒布 1,500円(税込み) 
発行 2024年5月22日
発 行 一般社団法人交通環境整備ネットワーク
ページ数 108ページ

○購入方法について
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 準備が整い次第、郵便にて発送いたします。
 書籍と一緒に郵便振込用紙を同封いたしますので、お手元に到着しましたら、代金1,500円をお振込みください。
 振込手数料は、お客様のご負担をお願いします。



目 次

 第1章 どっすー?地域鉄道
   1 開会のあいさつ  一般社団法人交通環境整備ネットワーク代表理事 原 潔
   2 基調講演
    「地域交通法改正のポイント~地域の鉄道はどうあるべきか~」 国土交通省大臣官房参事官 田口芳郎
   3 トークセッション「地域と地域鉄道」
      コーディネーター/東京女子大学現代教養学部教授 矢ケ崎紀子
                 国土交通省大臣官房参事官 田口芳郎
                    軽鉄道株式会社顧問 澁谷房子
       温泉ビューティ研究家・トラベルジャーナリスト 石井宏子
   4 閉会のあいさつ   津軽鉄道株式会社代表取締役社長 澤田長二郎
                   (2023年12月16日開催 地域鉄道の高付加価値フォーラムin 五所川原より)

第2章 地域の将来と利用者の視点に立った公共交通のあり方
     ローカル鉄道の再構築の運用等について  中田勝久
                   (2023年11月発行『地域交通を考える2023』第15号より)

第3章 JR城端線・氷見線の再構築
   1 富山のトップハム・ハット卿は誰か?
     JR城端線・氷見線の「再構築」を通して、富山県のローカル線を考える  宮本南吉
                   (2023年11月発行『地域交通を考える2023』第15号より)
   2 城端線・氷見線の鉄道事業再構築実施計画の認定について
   3 (参考)改正地域交通法に基づく鉄道事業再構築事業一覧

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